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『時間という存在に気づいた』だけではダメ

人生って4000週間だとよく言われる。

これって多いか少ないかわからなくなるけど、80歳まで生きた場合の時間だ。

 

僕みたいに36歳だと2000週間くらいしかないわけだ。

 

正直、これが多いか少ないかって、よくわからないのが本音。

 

 

でもね、もし、20代の頃のように仕事終わりに深夜まで遊んで、

そのまま朝にまた仕事に行くとか、

そんなことは60歳になったらできないと思う。

 

40代は子育てがまだまだ大変な毎日だろうし、

50代になったら、会社員だと管理職で今よりも大変な日常がやってくる。

 

ようやく60歳を迎えて、自分の自由な時間とお金が確保できたとしても、家族が病気になったとか親の介護だとか、子供が巣立って、ひとりぼっちになってしまうとか。

 

しかも、自分自身がいつまでも健康で体力が有り余る状態なわけはない。

 

老いたなって思った年齢になった時、

いくらお金があっても、

若い時にあんな経験をしておけばよかった。

って必ず思う。

少なくとも今の僕の考えではそうなる。

 

過ぎれば過ぎるほど、

人は時間という存在を知ることとなる。

 

 

時間は30歳を過ぎてから実感すると言われる。

なぜなのか。

 

会社員に多いことだけど、ルーチン業務が増え、

新しい経験とか出会いとか新鮮なことがなくなるから

時間の流れが早いと感じるようだ。

 

しかもね、物価高の世の中だから、

もっと稼げる職業に就きたいとか

副業で稼ぎたいとか

節約しなきゃとか

思いつつも、

実際のところ、日々の忙しさにかまけて、

現実的な問題から目を背けている人が多い。

 

背けるのは簡単。

それらを考えないで暮らせばいいだけ。

 

でも、そのツケは必ずくる。

必ずだ。

 

だって、ある程度頑張ったって、やってくるものだから。

 

現実逃避をしていたことで、もっとも恐れていた現実がやってくる。

なんでもっと大事なことに時間を使わなかったのか、

という老いてから後悔しても、後悔以外の何も残らない状態となる。

 

その言い訳として、現在、一番大事なことに注力せずに、どうでもいいことを頑張ってこなしているという理由づけで自分を納得させている。

 

以前の僕みたいに、隙間時間があれば、

AirPodsで音楽を聴いたり、YouTubeで勉強したりしながら、

さらに、後で苦労したくないから草むしりしてみたり、家の片付けしてみたり、仕事の細かな作業片付けてみたり。

 

その瞬間ではどうでもよいことではないと思う。

でも、1ヶ月、1年後に振り返った時に、大抵のことは

どうでも良いことに力を入れてきた自分の姿が見えてくると僕は思う。

 

じゃあ、何をすべきだったか。

その時は気づかないけど、過去を振り返った時に、

 

これだけはやっておけばよかった。

なんでこれをやらなかったのか。という物事、事柄に気づく。

 

そう思った事柄って、今後も同じように感じる。

 

そうだとしたら、時間の使い方って明白だよね。

 

時間の存在は残された時間の長さじゃなくて、

どこまで自分の時間として形に残せるかになる。

 

誰かのためじゃない、自分自身のための自由な使い方のできる時間。

 

人生最後に残るのは、お金じゃなくて、

自分自身の人生をどう生きてきたか、

どう時間を使ってきたかが全てとなる。

 

その中で、たくさんの苦い経験とか

楽しい経験とか思い出という宝物に繋がっていく。

 

 

 

 

たった4000週間のどこで、気づけるか。

気づけたなら、いつ行動するのか。

 

今でしょ。と言いたいところだけど、

 

どうすれば、自分の人生といえる時間を過ごせるようになるのか。

そして、どんな環境下で行動するのが最善か。

 

 

行動の順番はもちろん大事だけど、

『自分自身の時間そのもの』を、

どうやったら実際に作れるのか、

その時間を維持できるのか、自分自身に落とし込んで考えてほしい。