サボることっていいことだと思う?
それとも、悪いことだと思う?
今の僕はサボることは良い!
そう捉えている。
え!?
サボるなんて、人としてダメでしょ!
大人がそんな考え方で
子供を育てていいのか?!
そんな人、信用できない。
世の中には一生懸命働いている人が
いるんだから、テキトーに仕事すんなよ!
そんなんだから、めちゃくちゃな社会に
なってんだよ。
そのツケを払ってんのが僕らなんだよ。
少なくとも、去年夏の僕なら
そう思っていた。
だから、仕事も子育ても全力で
ぶつかってきた。
きっと
というか、たぶん、
いや、、、確実に、
僕自身、プライドが高かったんだと思う。
他の人に良い人として見られたい。
頼られたい。
一生懸命な自分でいたい。
やることだらけにして
ミッションを自分に与えた方が
生きてる感じがする。やりがいがある。
そういう姿が誇れる。
そんな自分の姿に
満足していたのかもしれない。
いかに多くのタスクをこなすか。
それらを完璧にしては自分を褒め、
自信を維持しようとしていたの
かもしれない。
だから、
暇な時間を作るっていうことが
絶対にできなかった。
その時間を作る意味がわからなかった。
1分でも時間があるなら、
イヤホンして勉強したり
好きな歌聴いてテンション上げたり、
うまく時間を使ってる気になってた。
頑張って得られたものはたくさんある。
でも、それは
今の僕がほしいものではなかった。
僕のためだけの純粋な時間を作ろう
とはしなかった。
とにかくイエスマンだった。
今ではわかる。
なぜ、全て断らずにやってきたか。
それは
自分の価値を低く見ていたからだと。
この価値は他人が決めるものではないし
社会が決めるものでもない。
自分が自分の価値を決める。
自分で自分を評価できなくて
頼りにされることに喜びを感じ、
相対的な評価で安心を作っていた。
だから、他人が介入しない時間は
無意味で、恐ろしい時間
そんな感覚だったのかもしれない。
こんな考え方をしていた僕が、
なぜ、サボることを大事にしているのか。
それはね、人間は
100%やりきろうとするなら、
100%やりきろうとしちゃいけないと
気づいたから。
ん〜、わけわかんないよ!
って言いたくなると思う。笑
他のブログ記事でゴールを決めろ!
とか言ってるじゃん?
矛盾してない?
そう感じると思う。
それでも、
100%やりきろうとしちゃいけない。
というのは、
最初から100%をやろうとしても
どんな人でもすぐには達成できない。
一度はまぐれで達成できることも
あるかもしれない。
人間はとんでもない脳をもっているけど、
ほとんどを使用していない。
学者じゃないから専門的なことは
全くわからないけど、こうだと思う。
普段の生活の中で
一つのことをやり始めた時、
そのまま集中してやりきれることって
どれだけある?
会社員なら、
作業中に電話が入った、
メール返信途中にさらに新着メールが届いた、
来客があった
他部署からの緊急応援が入った
とか、常にマルチタスクを
せざるを得ない状況だと思う。
大人になると、
同時にたくさんのことを考えなきゃ
いけなくて、自宅に帰ったら
炊事、子育てと複数のことを
しなきゃいけない。
仕事中だって、さっき言ったとおり。
結局、大事なことをやりそびれてる。
よくよく考えると、
いつも脳をフル回転させているけど、
深く考えると言うことよりも
早く答えを出そうとする。
時間が勿体ないから
尚更、早く、早く、早く結果を
出そうとする。
そうなると、意外と脳の一部の一部しか
使えていなくて、パフォーマンス的には
良くて、ひと昔のパソコン程度なもの。
子供の頃を思い出してほしい。
モノづくりに没頭して、良いものが
できたっていう思い出ない?
脳はシングルタスクしかできない。
逆に言うと、一つのことに集中できれば
素晴らしい結果を出せることがある。
そんな時に、サボるという考えが出てくる。
サボタージュ、怠惰するというよりも
自分自身の大事なことのために
敢えて集中しない、穏やかな時間を作る。
そんなサボり方をしてみてほしい。
今まで全てが大事だと思っていた僕でさえ、
意図的に空白の時間を作るためにサボる
ようになった。
サボればサボるほど、自分自身のことを
考える時間が増えたし、他人軸じゃなく
自分軸を見直す瞬間も増えた。
その瞬間、その時間が増えたことで
自分を考える習慣がつき、良い癖となってきた。
そうなると、
今、一番取り掛からなきゃならない
ことへの意識が明確になっていく。
100%やりきろうとしないことで
限りなく100%になる行動が
取れるようになっていく。
非常識と思われていたことを
鵜呑みにせず、
一度、自分の目、足と手を使って触れてみる。
そして、頭を使う。
そしたら案外、非常識というのは
ただ単に作られた枠組みだと体感できる。
まずはサボる。
サボってサボって、サボりまくる。
新しい考えや行動から
新たな価値を生む力を身につける。
サボるという考え方の本当の価値
これからはもっともっとサボって
僕なりの100%を作っていきたい。
あなたも一回だけ、やってみては?